2020-08-01から1ヶ月間の記事一覧

今日のメモ(相続の限定承認)

相続が始まると、相続を単純に承認するか、放棄することになりますが、 単純に承認した場合は、被相続人の権利義務を無限に承継し、相続の放棄をすると、始めから相続人にならなかったものとみなされます。 この他に限定承認があります。限定承認は、 相続に…

今日のメモ(即時取得)

BはAからカメラを買いました。しかし、そのカメラは、Aが他人から預かっていたものでした。 Bは、カメラを持ち主に返さなければならないか? このような場面でBはAに返さなくていいよ、という仕組があります。❬即時取得❭ 取引行為によって、平穏に、かつ、公…

特別受益者の相続分(今日のメモ)

相続が開始し、例えば、相続人である子が数人いる場合の話です。長男は、過去、結婚に際し被相続人から多くの現金の贈与を受けていたが、次男は何も贈与を受けていなかったという場合、相続分の算定時にこの贈与を考慮しましょう、ということです。「特別受…

相続人となることができない者(今日のメモ)

相続が開始すると、当然に配偶者や子など一定の範囲の親族は、相続人として、相続の効力を受けることになりす。しかし、相続が開始しても当然に法律上、相続人になることができない場合があります。 例えば次のような場合です。◎相続に関する被相続人の遺言…

今日のメモ(持分会社の社員の責任)

起業。会社を設立して起業しようとするときのヒント。身近な者どうし出資をし、自分たちで経営していこうというときの会社形態のひとつに合同会社があります。合同会社は、その出資の価額を限度として合同会社の債務を弁済する責任をおう社員のみからなる会…

今日のメモ(後見)

単独で売買等の法律行為をさせることが、本人の保護等のため適切でない場合、保護者をつけて本人等の利益を保護する制度のひとつに、後見の制度があります。精神上の障害により事理を弁識する能力を欠く常況にあるものについては、本人、4親等内の親族など…

今日のメモ(相続による権利の承継と登記)

土地を相続により取得しました。 複数の相続人がいて、その話し合いの結果、Aさんが単独で取得することになりました。 この場合、Aさんが土地の全部を取得したことは、登記をしておかないと第三者に対抗することができない、となっています。相続による権利…

今日のメモ(特別養子)

通常、養子縁組をしても、実方の父母やその血族との親族関係は、そのままで終了しません。特別養子縁組は実方の父母やその血族との親族関係を終了させる縁組です。(もし、離縁が認められれば、終了した親族関係と同一の親族関係を生じます。)養親となる者…

今日のメモ(支払督促)

強制執行は、債務名義により行われます。その中に仮執行の宣言を付した支払督促 というものがあります。支払督促とは、債権者の裁判所書記官への申し立てにより、強制執行をすることができるようになるものです。(最終的には、異義あれば、裁判手続あり。)…

今日のメモ(株式会社の設立)

株式会社とは、その有する株式の引受価額を限度として責任を負う株主からなる会社。株式会社をつくる場合、出資を発起人だけでまかなうか、他に出資者を募集するか、があります。今回は前者のみを前提に。株式会社を設立する場合の超概略です。 ○定款の作成 …

今日のメモ(特別寄与者の特別寄与料の請求)

被相続人に対して無償で療養看護その他の労務の提供をしたことにより被相続人の財産の維持又は増加について特別の寄与をした被相続人の親族(特別寄与者)例えば、息子の配偶者。は、相続の開始後、相続人に対し、特別寄与者の寄与に応じた額の金銭の支払を…

今日のメモ(特別縁故者)

相続が開始したが、相続人のあることが明らかでない時は、どうなるか。家庭裁判所は、利害関係人の請求により、相続財産の管理人を選任し公告します。その後、相続人捜索の公告等一定の手続がなされます。一定の期間経過後、被相続人と、特別の縁故があった…

今日のひとくちメモ(供託)

債権者に弁済の提供をした場合に 債権者がその受領を拒んだときは、弁済者は、弁済の目的物を供託することができる。 供託すると、その債権は、消滅する。役所(供託所(法務局)に寄託すると、キチンと弁済したことになる、ということ。債権者が誰か、わか…

今日のひとくちメモ(配偶者居住権)

相続が開始した場合、被相続人の配偶者は、相続開始時に居住していた建物の全部について、無償で使用及び収益をする権利(配偶者居住権)を取得します。ただし、その建物を被相続人が配偶者以外の者と共有していた場合は認められません。 もっとも、配偶者が…

今日のメモ(確定申告を自分で)

自分で確定申告する場合の準備として行ったこと。 簿記の知識をえる。 (今は、会計ソフトありなので必要ないかもしれませんが。)所得税についての知識をえる。申告書の書き方については、その説明書きがあるのでそれを参考にする(これも、パソコンで出来…

今日のメモ(失踪の宣告)

従来の住所又は居所を去ったが不在者。 不在者の生死が7年間明らかでない時は、家庭裁判所に請求することにより失踪の宣告をしてもらうことができます。そして、7年間の期間が満了した時に死亡したものとみなされます。 結果、相続が開始し、再婚も可能、と…